相次ぐ患者取り違え事件、筑波大病院でも!
検査標本を取り違えて、別人に肺癌の手術を
朝日新聞(00-08-04)から引用



★茨城県つくば市の筑波付属病院(深尾立院長)で、先月、肺の感染症の患者と肺癌患者を取り違え、感染症患者に誤って肺の切除手術をしていたことが3日、分かった。2人の患者の検査標本が取り違えられたのが原因らしい。病院側は3日になって、県に報告した。4日に事情を発表するとしている。

病理検査結果を取り違えて、不要な手術を実施
★茨城県に入った連絡や関係者によると、今年6月の同じ日に患者2人の肺の組織の小切片を切り取って病理学的に調べる検査が実施された。この際、それぞれの標本が取り違えられ、逆の検査結果が主治医に報告された。
★感染症の患者は誤って「癌」と報吉されたため、7月4日に切除手術を受けた。その後、取り違えに気づき、同月6日には癌患者の手術も実施された。2人とも手術後の経過は良い好で、近く退院できる見通しだといい、「生命にかかわる事故ではない」としている。
 病院は標本が取り違えられた原因などについて調査をしているというが、詳しい状況については、「4日午後に記者会見をして説明する」と話している。
患者への説明や外部への公表が遅れたことも問題
 今年5月、国立大学医学部付属病院長会議の作業部会は、中間報告のなかで、事故を起こした場合は患者や家族に事実をすみやかに説明し、警察に届け出たり公表したりすることなどを求めている。今回の患者取り違えについて、大学側は7月初めには気付いたが、明らかにしていなかった。